寝言をよく聞いてみると

「…おい。青木…須賀…助けてくれ
俺…殺される…」
夢の中でも何か怯えている。


「永山!?
起きろ…それは、夢だ!!」

「助けて…」
起きない所か、助けを求め続けている。

「ダメ…起きない」

これが…父さんが言っていた夢魔の力って事か!?

聞いていた通りの現象を今、目の前にする。

やっぱり…本当に居たのか?

そう思っていたら

ゾクッ
一気に寒気がした。

不気味な笑い声が聞こえてくる。