私は、自転車に乗り慌てて走ってると

何か光ってる物に気がついた。

うん?

「何だろう…?」

気になった私は、自転車から降りるとその光ってる物を拾う。

「あ、懐中時計じゃん!?
めずらし~い。今は、腕時計とかばかりなのに」

でもその時計は、古くて動かない。

「何だ…壊れてるじゃん。つまんない」そう言いその懐中時計を投げ捨てる。

そして、自転車に乗って行ってしまう。

カチカチッ

その時計は、静かに動き出す。
待ってたかのように。