「この目をつぶった人達は、その当時に被害にあった人達だ!」
「…えっ?」
「眠ったまま死んでいったのか?」
「あぁ、ほとんどの奴は、そうやって死んでいったらしい。
3人は、除いてな」
『…3人?』
「それを催眠療法をした医師とイジメの中心だった女子生徒…そして」
少し言いにくそうに言う須賀先輩。
「あと1人は…父さんが当時付き合っていた彼女だ」
「…何故!?」
2人は、恨むとしても何故…須賀先輩のお父さんの元カノに?
「理由は、分からない。だが、同じように不自然な死に方だったらしい」
「結局本人の指紋しか発見されておらず…自殺って事になったらしいけど…」
もし、本当にその吉田恭子だったら…



