須賀先輩が入って来た。
「よし、揃ってるな。これを貸してもらってたんだ!」
そう言いテーブルに置いた。
「それは…何だ?」
「あぁ、昔の写真が入ってるケースとアルバム」
アルバム?
何でアルバムなんか…?
「へぇ~なら、その中にこの事件の張本人が、写ってるかも知れないな」
納得したように言う青木先輩。
「あぁ、卒業アルバムは、もう亡くなった後だから少しあるか分からないけど…」
「こっちのアルバムに入らなかった写真ならあるかも知れないと思ってさ」
話しながらケースから写真を探す。
そっか…さすが、須賀先輩。
ちゃんと考えてくれてたんだ!?
思わず感動する響子。



