「響子…望美…」
何だか顔色が真っ青で様子がおかしい。
「どうしたの?何かあった?」
「あんた達知らないの!?
保健室の田中先生が自殺したこと!!」
えっ?
「えっ…田中先生が…?」
「…また、何で!?」
望美が慌てて訊ねると絵里が
「何か…自分自身を包丁で滅多刺しにしたらしいよ!?
知人が、アパートに見に行った時には…部屋が血の海のようになってたんだって」
「それって殺されたとかじゃ無くて?」
私が言うと…
「警察も自分で、そこまで出来ないと思って調べたらしいけど…田中先生の指紋しか出て来なかったんだってさ」
私達は、唖然とする。
だって…
「そんな…14日に会ったばかりなのに…」



