だが、須賀先輩を見て絶句する。
後ろに…夢魔の姿があったからだ!
私を見てニヤリと笑う。
「須賀先輩…響子目を覚ましたのですが、何か様子が変なんですよ?」
「様子が変?
大丈夫か…?響子」
やめて
やめて…私を見ないで!!
夢魔が居るって事は、また振り出しに戻ったってこと!?
あの悪夢が再び…
全身ガクガク震えだす。
そんな私にクスクスと笑い声が聞こえてきた。
『…この世界は…現実?それとも夢?』
「やめて…いやぁぁーっっ!!!」
耳を塞ぎさらに震えだす。
「響子?
どうしたんだ?」
須賀先輩が、私に手を伸ばそうとする。



