夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)


そして後ろから
「あなたにも手伝ってもらうわよ!」

夢魔が呟いた瞬間
意識を失う望美。
倒れ込む。

「望美ちゃん!!?
大丈夫か?」
慌てて駆け寄ろうとする須賀先輩のお父さん。

だが、スッと夢魔の姿がハッキリと現れるように

「…響子ちゃん…!?」
夢魔の名前を呼ぶ。

「久しぶりね…須賀君」
ニヤリと微笑む。

「ど、どうしてこんな事件を引き起こしたんだ!?
もうやめて、皆を正気に戻すんだ!」
そう訴える。

だが、夢魔は
「…須賀君…変わったわよね」
ボソッと呟いてきた。

「…えっ?」

「昔の須賀君は、そんな事を言う人じゃなかった。私の能力を1番理解してくれる人だと思ったのに…」