夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)


…嘘でしょ…う!?

「…望美…」
須賀先輩も驚きを隠せないようだった。

望美は、夢魔に操られ目をつぶりブツブツと何かを呟いていた。

まるで、あの時と同じ状況となる。
そんな訳がない。

だって望美は、須賀先輩の両親と一緒に居るはずなのだから…

「…何で…?」

「フフッ…答えは、簡単よ。私がこの子を操りあの2人を殺したのよ!」
そう告げる夢魔。

何ですって…!?

「父さんと母さんを…嘘だ!!
だって、お前は…父さんを殺せないはず…」

そうしたら、高笑いをする夢魔。

「あなた達…何か勘違いをしてるわよ?」