そうしたら須賀先輩は、気配に気づく。

「恭子…前を見ろ!?」

「…えっ?」
前を見るとお兄ちゃんの姿が

服が返り血を浴び手には、包丁が握られていた。
目をつぶり…あの時とまったく同じ

「…お兄ちゃん!!」
必死に名前を呼ぶがブツブツ言ってて聞こえない。

「…この状況ってやばくないか?」

「…あぁ」

その瞬間
夢魔に操られたお兄ちゃんは、包丁を私達に向けて襲ってきた。

「キャアッ!!?」

「チッ」
須賀先輩は、舌打ちをするとお兄ちゃんを抑える。

だが、凄い力で押し返してきた。