ドンドンッ!! 必死に望美の居る個室を叩く。 「開けて…望美!?望美?」 「助けて…響子」 泣きそうな声と共に向こうからも ガチャガチャッと開けようとする音が聞こえてきた。 もしかして開かないの!? そうしたら ガチャッとドアが開いた。 「…響子…」 泣きながら抱きついてくる望美。 「どうしたの?何か…あったの?」 「今…隣りのトイレから不気味な声が聞こえたの」 「はぁっ!? 私は、何も聞こえ無かったけど…何て?」