「頭が狂った恭子って奴は、信じてくれない上にそんな治療をさせた両親を憎んで惨殺した後、自分も睡眠薬を大量に飲んで自殺したんだってさ」
(うわぁ~やっぱり人を殺しちゃったんだ!?)
「え~親を殺したの!?」
「そう…でも、その憎悪が悪霊化したらしく、恐怖を味合わせたり夜な夜な誰かの夢の中に入り込み引きずり込んだりするとか…」
「引きずり込むって…殺すのか?」
「いや…なんか永久に悪夢を見せ続けさせるみたいだよ!
まぁ、最期に衰弱して死ぬんだから殺したようなもんだけど…」と言う。
「永遠に悪夢を見せ続けさせられるって嫌だな…それ」
響子が言うと
「ねぇ~怖ーい!!」と言う望美。
「まぁ…父さんから聞いた話だから、どこまでが本当か分からないけどな」
「アハハッ確かに。
でもさ~マジで居たらどうする?そんな夢魔みたいな悪霊…」



