「あっ!!!坂本さん。……朱希さんの所に。行ってあげて!!!」 声を大きくして、結城が言ったから、 思わず僕も、おっきな声で言い返した。 「わかってる。…大丈夫だよ。結城。朱希は、僕が死なせない。」 そういうと、うん。と、頷いた。