むぅー!…。 気づかないうちに…。 「だから。話すのはやめた方が良いのでは?」 ピンで、前髪をとめた結城の髪が、 ふにゃふにゃ揺れる。 「でも、聞いてくれる?話くらい…。」 「すみません…。嫌です。 私、好きな人が出来たんですよ。 新しく。 なので、その人以外と余り話したくないんで」 キッパリと、断ったな…、おい。 しかも、 好きな人が出来たんですよって…。