「ひっぐ…うぅ…うっ。!」 観覧車の中で、全部話した。 すると、なぜだろう…逆に涙が出てくる。 「そっか…。そんな事が。」 少し、暗くなった空が私たちを照らす。 花澤さんの顔がよく見える。 「ごっ…めん。花澤さんっ、お友だち…と、はぐれさせちゃって!」 涙がこぼれないように、気を付けながら言った。 きっと、私の顔はぐちゃぐちゃだ。