「あの…、途中でやめます?」 結城は、僕に気を使ってくれる。 はあ。と、ため息をついて、言った。 「だいじょーぶ…」親指を立ててグー!の印。 くるしー! 「はあ。…今、二分経過です。後、1分」 なんか、カウントダウンしてるし…。 「…………10、9、8、7――― 」 「2、1―――。」 その瞬間、バンッツ!と音をたてて止まった。