「おーい…結城、委員会の仕事。行くよ、」




桜の花が、狂い乱れ出した日。
勿論、
朱希とは、話もしない。


「………あっ…、はい。」

短い髪の毛をボサボサとしている、結城。



相変わらず、だな。



僕らは図書委員。

主に、この学校の図書室の本の貸し出しを行う。




去年から、結城と毎回一緒だ。

因みに、同じクラス。