私は馬鹿みたいに照れてしまった。
そんな様子を俊平と一ノ瀬さんが見ているとも知らずに…
「な、何か…ちょっと元気出たかも…ありがとね」
「そっか。よかった」
そう言ってはにかむ大雅を見て、最高の友達だなぁって思った。
「沙耶。今日も実行委員あるんでしょ?俊平君…」
いつの間にか放課後になっていて、彩芽がカバンを持ち、私の机のそばまできた。
そっか…
そういや、今日も実行委員の仕事あったんだっけ…
「私、終わるの待ってようかな…」
何もしないよりかはいいと思うし。
2人のこと気になるし。
「うん!そうしな。でもさ…どこで待ってるの?」
ぁ…考えてなかった…
どこにしよう…
保健室…?図書室…?
「うーん…図書室で本でも課題でもしてようかな。」

