鬱陶しいようにしているけれど、これはニヤけてしまいそうな自分を必死で隠すため。

「も、もう。しょうがないな。」

その言葉を聞いて頭に音符を浮かべながら私の手を引き、屋上へと連れていく。

「沙耶…キスしてぇ」

屋上に入った途端顔を近づけてくる俊平。
ちょっ!!///
これって結構ヤバイ状況じゃん!

あと数センチで当たってしまいそうな唇

やばいっ!
誰かに見られたりしたら…!

「や、やっぱり…がっこ…」

話している途中で、私の唇と俊平の唇は重なった。
何度も何度も角度を変えながらキスを繰り返す俊平。

「んんっ…っん…」

唇が離れたと思えば、また重なり合う唇。
どんどん大人のキスへとなっていくキスは私の呼吸を荒くしていく。

「んっ…はぁ…んん…」