あれから、一週間たった。

俊平は最近女の子と一緒にいなくなった。
ま、俊平なりに反省してるのかな?
なんて…そんなわけないのに。

「彩芽、また明日ね」

学校が終わり私は彩芽と別れ、いつもの道をいつものように1人で歩く。

「ねぇねぇお姉ちゃ〜〜ん」

後ろから聞こえる馬鹿げた声。
こいつ…
またやってやがるのか!

「大雅でしょ?もぉ、手、離してよ」

大雅はヘラヘラと笑ながら私の隣へと肩を並べた。

「あのさ、別れたって…本当か?」

なんだ…
もう、いろんな人にしれ渡ってるんだ?

「別れたよ。」

もう、私と俊平は何の繋がりもないんだ…って思うと少し悲しかった。

「そっか…あ、そうだ。沙耶さ、今日の朝よだれのあとついてたぞ」

クスクスと馬鹿にしたように笑う大雅。
ちょっ!///
何でもっと早く言わないのよ!
ど、どうしよう。
もしかして、俊平に見られた!?
もしそうなら恥ずかしすぎる!!

「嘘だよ。うーそ。」