恋時雨

ってか、それより何より!!!

あたし、告られた!?

今絶対あたし顔赤いってー...

「麗奈、顔赤い。」

気付かれた...。

康堵くん...可愛い!

「康堵くんも、ひとにはそう言ってるけど、自分だって顔赤いよ?」

あたしはほらって言いながら、さっきまでいじっていた手鏡を康堵くんの顔の前までもってきた。

「っちょ!やめろっ。」

そう言って、康堵くんは、もっと顔を赤くして、あたしに背を向けた。

「や~す~と~く~ん!?」

あたしは、ふてくされたまま動かなくなった康堵くんの顔をのぞきながら、名前を呼んだ。

すると突然!!!