ミドリ様からは、「学校に行かない分、その本で勉強なさい。」との事。
この言葉を聞く限り、
ミドリ様は知らないのかもしれない。
──この本の大半が
異国の地、それも。
この世界…………人間界の物ではないことを───。
まず、文字が違う。
この世界は、色々な国の言語が混ざっていて、全言語を覚えてる人は、そうそういない。
数えるほどしかいないが、私もその一人。
全言語を五歳の時に、この部屋にある本でマスターしたが、大半の本が、どの言語にも当てはまらなかった。
ということは、ここにある本の大半が、魔界の物、となるから。
そして、実は魔界の言語も読めたりする。
何故かは、自分でも分からない。
けれど、これらの本を見た瞬間、すんなりと頭で解読出来た。
読むことも、書くことも。
話すことも、できる。
だからこそ、分かってしまった。

