愛ノ女神さま。


養子をもらい、英才教育を受けさせ、御堂家の者にふさわしい人材へと育てる──。

これで、私の跡継ぎとなる子供が完璧に育つのではないかと思っていた。


無事、許可を貰えた私は、養子を貰う準備を始めた。

……そして、半年の準備期間を終え、孤児院へ養子を貰いに行った私は愕然とした。

私が養子をもらう、ということを公には発表しないため、私にそっくりな子供を探さなければならなかったのだが、なかなか見つからない──。

色々な孤児院を駆け回り、結局、“アオイ”と出会えたのは、その半年後だった。


生後半年で我が家に来たアオイ─。

赤子だった頃の私に似てる、と言われ、選ばれたアオイは、厳しく育てられる予定だった。


──しかし、アオイが私の義娘になってから一週間後、思ってもいないことが起きたのだ。

それは、桃花が家の前に置き去りにされていたこと──。


そして、桃花に添えられていた紙には“厳しく”育ててほしい、と書いてあったこと。



それを見て、私は思いついたんだ。

どちらか物覚えのよい方を、厳しく育て、御堂家の跡継ぎにしよう、と。