「………………おかしい?
何がおかしいの、アオイ?」
その言葉に、淡々と返事をするミドリ様。
───……その顔はあまりにも晴れ晴れとしていて
この空気とは正反対に明るかった。
「だって!次期社長の継承位は私の方が上でしょう!?
なのになんで……!」
「あら。一度でも“アオイの方が上の継承位”だと言ったかしら?」
「それは…………!
っ、ないけど、実の娘がいる場合は、養子よりも継承位が上にあるのは当たり前じゃない!!!!!」
そして、アオイ様のこの言葉を聞いたミドリ様は不適な笑みを作り、こう言った。
「なんだ。ちゃんとわかってるじゃない。」
「……なにがよ。」
……………………ああ。
なんだ。そういうことだったのね。
今のミドリ様の発言で、私は真実へとたどり着いた。
きっとアオイ様は…………
「テストの点数で桃花に負けたアオイの継承位が桃花よりも上に来るとするなら、それはアオイが“実の娘である”という条件を満たさなければならない。
…………よって、養子であるあなたは、桃花よりも継承位は低くなるのよ。」
「っ…………!」
やはり、アオイ様は“養子”だったんだ。

