愛ノ女神さま。




「バレてたのかよ。なら元に戻す。


もう一度言うが、魔法使いである彼女の名前は?」


「音羽 桃花だ。」


彼の質問に、目を見てハッキリと、桃花の名前を言った。


「音羽、桃花。

桃花は今どこにいるんだ?」


「桃花は、ここから離れた“御堂”という大きなお屋敷に仕えている。

今日は、御堂にとっても、桃花にとっても、大事な日なんだ。なぜなら─」


続けたあたしの言葉に彼は「礼を言う。西の魔女」と言い、走り去ってしまった。






「……桃花、幸せになってくれよ。

あたしも、魔界に行っても見守ってるから──。」




きっと、人間界で彼女に会うことは


もう、二度とない。



-ソフィside End-