私はほんのりピンク色のクッキーを、さくり。一口、口にした。
口に広がるのは、ほのかに甘い、ふんわりとした芳醇な香り。
これは……
「桜味、で合ってる???」
「正解だよ。
さすが、桃花じゃよ。あたしのクッキーを伊達に食べてる訳じゃないからね。」
「はいっ!ソフィさんのクッキーの大ファンですから!その気持ちは誰にも負けないからねっ!」
「そりゃぁ、あたしも分かってるよ。
それにしても、本当に桃花は舌が肥えてるね。桜味は結構好き嫌いが分かれると思うからさ。本当にグルメな人は、桜味の良さが分かるものなんだよ。」

