脇役だって辛いんです。~boy~




なんだあいつ?








そう思いながら美麗の顔を見ると、



俺が頭をポンポンとした時の何倍も可愛い顔をしていて。









少しだけ、ズキッとなにかが痛んだ音がした。







さっきのやつが、美麗の好きな人か?








確かに、俺よりも顔はかっこいいだろうし、





スタイルもいいし。






いかにもモテてそうなやつだけど、




けど、




美麗はぜってー手に入れる。








そう決めた、転校2日目だった。