ゴール地点で、私は自分の腕につけている腕時計を確認する。

腕時計ではかろうと考えて。


準備ができたから、私は右手を上げる。

亮斗先輩は準備バッチリみたい。
手を振って合図してくれた。

そのまま、スタブロを使ってスタートの姿勢になった。

私は大きく息を吸って

「いきまーーす!よーーい、はいっ!」


はいっ!の瞬間に
私は、腕時計のスイッチを押した。
と同時に亮斗先輩はスタートした。


風をきってはしる先輩。

清々しい気分なのが顔に出てる。


数秒後……。


先輩が、ゴールした瞬間に私は腕時計を止めた。