僕が一緒に帰っていればこんな事は起こらなかった。
『じゃあね』という君のコトバはもう聞けない。
君の笑顔だってもう見れない。
ただただ涙を流すだけ。
ただただ嗚咽を漏らすだけ。
僕には、もうこれしかできない。
君の笑顔も守れなかったくせに、他に何が守れるというんだ。
毎日同じことを考えていた。僕の気持ちを分かってくれる他人は、世界中どこを探してもいない。
そんなことわかりきっていたはずなのに、同じ気持ちの人がいないか、日々探していた。