「すきです。俺と、付き合って下さい」

少し顔を赤らめて、いかにもベタな
セリフで私に気持ちを伝えてくれたのは

隣の市の中学生。リュウくん。
友達と遊んでいた時に、たまたま居た男の子。

別になんとも思ってなかったし、
好きな人なんているわけなくて。

断る理由もなかったから

『いいよ。』そう言った。

龍くんは嬉しそうに
ガッツポーズをして喜んでくれた。