隣の席のキミへ…


「じゃぁまた明日ね」
「バイっ!!」


家に帰った後、夜になってからあたしは電話をかけた。

かけたのは勿論…。


「よぅ。たんぽぽ!!どうした?」
「どうした?じゃないよ!!バカ兄貴!!」

受話器からはお兄ちゃんの大爆笑の声。

「なんであんな事いったのさ!!?」

「だって、たんぽぽ怒ってたわりにはピッチシ机くっつけてるしさ!!黒葉の事好きだってバレバレ!!」


………なっ!!?!?

「なっ…!!なぁぁ!!??誰が総悟なんかー…!!」

また受話器から笑い声が聞こえてきた。

「お前わかりやす過ぎ!!」

あたしは、うるさいっ!!もう良い!!!と言って電話を切った。