私は健太に別れを告げられ

体育館から出た

本当は今泣きたい気持ちだった。

でも,健太に泣いているところを見てほしくなかった。

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家に帰り,何も言わず,自分の部屋に飛び込んだ。

私は,扉が閉まると同時に泣き始めた。

顔を真っ赤にしながら幼い子供かっ!っ

てくらい叫んだ。だって泣いて 叫ぶしか

なかったから。

私は,その事を忘れようと必死だった。

そのことは,思い出したくない思い出だったから。

あんなに楽しかった思い出を全部捨てることは私には出来なかった。

だって毎日が楽しくて,学校が楽しみになったんだよ。

その思い出 捨てたいのに捨てれない。

私の頭の中はごちゃこちゃだった。