ピピピッピピピッピピピピピピ
目覚ましのアラームが鳴り響く。
朝7時。


「......ねむ」

一ノ瀬遥斗(17)は、ゆっくりと起き上がった。
そして、時計を見て

「やばっ、うそだろ」

時計は7時10分を指していた。
いつもならば、家を出発している時間だ。
なんで、俺、7時に目覚ましセットしてんだよ。

超特急で学校へ行く準備をして、階段を、かけおりた。

下には、母と妹の美香が優雅に朝ごはんを食べていた。

それを、羨ましそうに見ながら、俺は髪をセットしながら、歯磨きをした。

5分で済ませ、