「……。」
「ほら!!はやく!!ハァ…ホント世話やけるやつ。」
遅い彼の腕を引っぱって立たせる。
パンパンズボンの土を取っていると彼が言った。
「やっぱり先輩変わりませんね…。」
「…?」
見上げた彼は優しく微笑んでいた。
…まぁ…確かにかっこいいかもしんないけど…。
「あぁ!!大変ですよ!!先輩!!」
「今度はなに?」
「時間、時間!!もう50分ですよ!!」
「え…最悪…。」
「早く行きましょう!!」
そういって彼は走った。
足速い…。
わたしを越したかと思うとスピードを落とした。
「…?」
「先輩!!遅いですって!!」
彼はわたしの手を引っぱって走り出した。
…なんだか…風に乗ってるみたい…。

