真剣な顔で話す遼平。
「でもだんだん想う日が増すに連れて…。今なにやってんのかな、俺のこと覚えててくれてんのかなって…考えるようになって。」
「…?」
「好きなんです!!」
…え…?
何もかもが突然過ぎてびっくり。
「俺…先輩の笑顔も…先輩の声も…先輩の本読む姿も…全部全部!!…こんな気持ちになったの初めてで…その…。」
「柏木君?冗談だよね?」
「…え?」
「あたしのこと…騙してるんでしょ?はは…やめてよ。」
「…。」
「あたし好きじゃないし…なんて…――。」
…んなの…冗談に決まってんじゃん。
また、おもしろい話?