「先輩はやっぱり嘘つきですね?」
「…!?何でいんの?」
びっくりしたあたしは目を丸くしながら少年を見ていた。
「手伝います…さぁ!早くやりましょう?」
そう言った彼の顔はかっこよく見えた。
…あたし…しっかりしろ。
「しかしきれいな花壇ですよねぇ?ここは大谷さんがやってるんですよね?」
「……。」
なんで来たの?
なんで手伝うの?
そればっか考えちゃうわたしはさっきからドキドキして放心状態…。
あたし~…しっかり~…!!
どうしたんだろう…?
「せんぱ~い…?」
彼はいきなりあたしの視界にアップで入ってきた。
「うあぁぁ…びっくりした~…。」
「せんぱい…大丈夫ですか?」
「うん…。」
「先輩って昔からそうですよね??」
「?」
「昔から嘘つきなんです…でもやさしいんです。」
「…?」
なんであたしの昔知ってんの?
会ったばっかじゃん…。
「はは…先輩さっきから顔の周りに?マークいっぱい浮いてますよ。」
「…名前…。」
「え?」

