姫華がうちにきたのは
6歳の時だった
俺はその時
もう14歳
来たときは
何も言葉を発しなかった

日本語がわからなかったわけではない
姫華は幼いときから
世界中を飛び回っている
両親について行ってたため
何か国語もの言語を話すことができた

のに、話さなかったのは
精神的なものであった