「優ちゃんっ!!今日一緒に帰ろ~!!」
ホームルームが終わると、ソラ君が教室の扉を開けて言った。
「空君?うん。もちろん」
ソラ君と一緒に帰るのなんていつぶりだろう.....。
玄関に着くと外用の靴に履き替えて校門を出た。
「今日はね、優ちゃんにお願いがあるんだ」
歩いている途中、ソラ君がパンっと手を合わせて言う。
「何?私ができることならなんでも言って?」
「本当に!?じゃあさ、今週の土曜にサッカーの試合があるから見に来てほしいんだ」
駄目だったらいいんだけど、と空君がつづけて言う。
今週の土曜は―......うん、なにもない。
「大丈夫だよ。絶対行くね」
「うわあマジで!?超嬉しい!!優ちゃんに来てもらうとなると気合い入るな~」
空君が本当に嬉しそうに行っているので私も嬉しくなる。
土曜日。お出かけしてきますという書置きと、昼食を一人分のこして校庭へ行った。
ホームなので応援もたくさんいる。
そういえばソラ君は女の子に人気だから応援団もあるっけ。
「優ちゃーん!!」
試合前に空君が走ってきた。
「空君おはよう。今日はホームなんだね」
「うん!しかも今日俺スタートからなんだ」
「え、本当!?すごいね。応援しているか頑張ってね」
彼は今日の晴れ渡る空みたいに笑った。
「ありがとう!今日は超頑張る」
別れて私は応援をするためにベンチへ。空君は監督に呼ばれてグラウンドへ行った。
応援席はやっぱり人が居た。この学校の女子だけなら10人位は居るかな。他校の父兄さんも数えると...多くて数えるのをやめた。
試合開始のホイッスルが鳴り、両チームの礼の声がフィールドいっぱいに響いた。
先攻は空君達だ。選手がボールをめがけてフィールドを駆け巡る。
相手にボールが渡ったと思ったらすぐ取り返す。
「空君が.....」
「内田先輩頑張ってくださあああい!!」
女の子達がそれぞれ好きな人にエールを送る。私も空君頑張れ!と応援したいところだが、きっと声はかき消されていると思う。
そして前半はどちらも流れを譲らず終了した。
監督とコーチの話が終わったのか、空君はこちらを見てきた。
私が笑って手を振ったので、空君も振り返してきてくれた。
見えていたのが嬉しい。後ろで女の子が黄色い悲鳴をあげているのを聞いた。
そんなところで後半が始まった。
相手のフォーメーションが変わって空君たちは押され気味になっている。
ため息と歓声で忙しいベンチで私は一人、黙って祈るように手を組んで試合を見た。
1つ、チャンスがあった。4番の人がスライディングでパスカットをした。8番の人が相手のゴールまで上がって、パスをした。
空君だ。
ゴールはもう目前で、誰かの息を呑む音がした。沈黙の中、蹴ったボールは吸い込まれるようにしてゴールに入った。そして試合終了のホイッスルがなった。
空君は先輩達に叩かれたり頭を撫でられたりしている。1-0で、勝った。
中学の試合以来見てなかったけれど、空君はここまで上手になっていたんだ。
ホームルームが終わると、ソラ君が教室の扉を開けて言った。
「空君?うん。もちろん」
ソラ君と一緒に帰るのなんていつぶりだろう.....。
玄関に着くと外用の靴に履き替えて校門を出た。
「今日はね、優ちゃんにお願いがあるんだ」
歩いている途中、ソラ君がパンっと手を合わせて言う。
「何?私ができることならなんでも言って?」
「本当に!?じゃあさ、今週の土曜にサッカーの試合があるから見に来てほしいんだ」
駄目だったらいいんだけど、と空君がつづけて言う。
今週の土曜は―......うん、なにもない。
「大丈夫だよ。絶対行くね」
「うわあマジで!?超嬉しい!!優ちゃんに来てもらうとなると気合い入るな~」
空君が本当に嬉しそうに行っているので私も嬉しくなる。
土曜日。お出かけしてきますという書置きと、昼食を一人分のこして校庭へ行った。
ホームなので応援もたくさんいる。
そういえばソラ君は女の子に人気だから応援団もあるっけ。
「優ちゃーん!!」
試合前に空君が走ってきた。
「空君おはよう。今日はホームなんだね」
「うん!しかも今日俺スタートからなんだ」
「え、本当!?すごいね。応援しているか頑張ってね」
彼は今日の晴れ渡る空みたいに笑った。
「ありがとう!今日は超頑張る」
別れて私は応援をするためにベンチへ。空君は監督に呼ばれてグラウンドへ行った。
応援席はやっぱり人が居た。この学校の女子だけなら10人位は居るかな。他校の父兄さんも数えると...多くて数えるのをやめた。
試合開始のホイッスルが鳴り、両チームの礼の声がフィールドいっぱいに響いた。
先攻は空君達だ。選手がボールをめがけてフィールドを駆け巡る。
相手にボールが渡ったと思ったらすぐ取り返す。
「空君が.....」
「内田先輩頑張ってくださあああい!!」
女の子達がそれぞれ好きな人にエールを送る。私も空君頑張れ!と応援したいところだが、きっと声はかき消されていると思う。
そして前半はどちらも流れを譲らず終了した。
監督とコーチの話が終わったのか、空君はこちらを見てきた。
私が笑って手を振ったので、空君も振り返してきてくれた。
見えていたのが嬉しい。後ろで女の子が黄色い悲鳴をあげているのを聞いた。
そんなところで後半が始まった。
相手のフォーメーションが変わって空君たちは押され気味になっている。
ため息と歓声で忙しいベンチで私は一人、黙って祈るように手を組んで試合を見た。
1つ、チャンスがあった。4番の人がスライディングでパスカットをした。8番の人が相手のゴールまで上がって、パスをした。
空君だ。
ゴールはもう目前で、誰かの息を呑む音がした。沈黙の中、蹴ったボールは吸い込まれるようにしてゴールに入った。そして試合終了のホイッスルがなった。
空君は先輩達に叩かれたり頭を撫でられたりしている。1-0で、勝った。
中学の試合以来見てなかったけれど、空君はここまで上手になっていたんだ。
