明日も君と

「ねぇねぇ!私たちやろうよ!」

隣の席の葉月が言った。

「クラス委員?いいけど言いにくいよ〜」

静かな空気の中、私やります!!なんて言うほどの勇気がない。

「確かに、、私言えないから葉月が言って!」

私は葉月に託した。

コソコソ話す私たちは少し目立っているのかも。

「もー亜美のばかぁ〜」

と葉月はふてくされて寝たフリをし始めた。

え?なに!なんで寝てるのよ〜葉月のばか!

と私はキョロキョロしていると

クラスの中でも1番の発言力を持つ

佐々木潤が

「なに〜お前クラス委員やりてぇの?」
といわゆるチャラい感じで言った。

お前らって私?

それには驚き葉月もガバっと体を起こした。

「確か〜名前は亜美と葉月だよな?俺こいつら推薦するわ!」

と立ち上がって言った。

甘いマスクに包まれた女の子みたいに綺麗な顔つきの裏には何かありそうだな。

と私は感じた。

「お?亜美と葉月ってことは上原と葛西だな?」

おじさん先生も嬉しそうに言った。