明日も君と

まさにイケメンとはこの人のためにある言葉のように思えた。

名前!この人の名前はなんて言うんだろう!

私はその男の子を目で追った。

「俺6組だって!マジだよマジ!ほら!上原大樹!あるだろ?俺の名前だってよ!一緒だよ!お前!俺と一緒!」

え?聞き間違いかな?上原って言ったよね?
私も上原。
あれ?同じ性だ。
そんな事もあるんだ!

「亜美?どーしたの?あのイケメンに一目惚れとかー??」

と菜月はからかうように上原大樹君を見て言った。


一目惚れ?
ううん違うはず


「偶然なんだけどあのイケメン君も上原って性だったの!」


私は興奮気味に言った


「うそ!そんなことあるんだねー運命かもよ!」

菜月はそう言った。


たまたまでしょ?


と自分に言い聞かせた。

「偶然だよ偶然!それより同じクラス最高だよね!毎日学校が楽しみだよ!」
私は話を逸らすかのようにいった。



上原亜美 2組

上原大樹 6組