明日も君と

バイクの音がした
大きな音で進学校の高校には似合わないようなバイクが到着した。

二人乗りしている大きなバイクは校内まで乗り込んできて先生達が駆け寄っていった。



「え?なに?ヤンキー的なやつ?」

菜月はiPhoneを鞄にしまって言った。

私も菜月と一緒になって背伸びをしてバイクには誰が乗っているのか興味が湧いた。


「あーもう!見えない!菜月どんな人かよく見て教えてね!」


私は背伸びを諦めてそう菜月に言った。

そう。私の身長は決して高くない155センチ。きっと平均なんだろうけど私は満足はしていない。