明日も君と

「ちょっとだけ見てようよ」

私は亜美に提案して葉月は深くうなづいた。

上原君はキラキラ笑いながらボールを巧みに操りゴールを目指していた。

そのグループの中には化粧をした派手な女の子達もいた。

スカートは短くて髪の色も派手な色に染めている。

進学校ってきいていたのにそんな人達もいるんだ。

とあの人達を私は少し見下してしまった。

「あ!佐々木潤だ!」

葉月はバスケコート内にいる犬顔の男の子を指差した。