結局、着いたのは2時32分。約束の時間から2分も過ぎていた。俺が焼肉屋に到着すると、打ち上げと旅行の企画者である剛が真っ先に近付いてきた。
「遅いぞ悟」
「いや~すまんすまん。ちょっと旅行の準備をしていてな……」
とは言いつつも、こんなのはただの言い訳である。
「そんなの今じゃくても良くね?」
「まあまあ良いじゃん。そんなことよりも、早く行こうぜ~」
集合場所は焼肉屋なのに、目的地はカラオケという、何とも言えない矛盾を感じるのは置いといて、俺は話を逸らすために、話の話題を変えた。すると、剛はやれやれという風に首を振ると、ある集団の方を向いた。その集団をよく見ると、今回の打ち上げの参加者である、俺と同じクラスの友達だった。
「遅いぞ悟」
「いや~すまんすまん。ちょっと旅行の準備をしていてな……」
とは言いつつも、こんなのはただの言い訳である。
「そんなの今じゃくても良くね?」
「まあまあ良いじゃん。そんなことよりも、早く行こうぜ~」
集合場所は焼肉屋なのに、目的地はカラオケという、何とも言えない矛盾を感じるのは置いといて、俺は話を逸らすために、話の話題を変えた。すると、剛はやれやれという風に首を振ると、ある集団の方を向いた。その集団をよく見ると、今回の打ち上げの参加者である、俺と同じクラスの友達だった。
