切ない瞳

「へー。やっさしーなぁ真琴は。」

「…優しくないよ。アタシは。」

わざと光輝を傷つけて。
アタシも好きなクセに、そんな態度と真逆の態度ばかりとって。
本当、意地悪な女だよ。

「あ、噂をすれば、1年きたじゃん。」

後ろを振り向くと、教室の引き戸の前に光輝が立っているのが見えた。