制服の上に、どんなに暖かいコートを羽織っても、結局寒いことには変わりはない。

寒いクセに、朝日はいつも輝いていて。
輝いてるクセに、春みたいに暖かくしてくれなくて。

そんな朝日に、イラっとする。

息を吐くと、白くて。

寒さに凍えながら、今日も学校に向かって歩く。