「杏莉ー!あったよー!同じクラス♪」
「ほんとーっ!?やったー!!」
「うん。4組だったよ」
「りょうかいっ!」
「じゃあ、教室に行こっか」
「うんっ!」
杏莉はずっとニコニコしている。
まぁ、同じクラスで嬉しいのは同じだけど。
教室に着くと、クラスメイトの半分は
もう来ていた。
その時、私たちがのところに...
「瀬乃?」
「あっ!瀬川くん!?」
「やっぱ瀬乃じゃん!
瀬乃もここ受けてたんだな。」
「うん!受験の時は会わなかったからね〜」
杏莉は瀬川?とか言う人と喋っていた。
「ねぇ、杏莉」
「あっ、ごめん!瀬川君、私の幼なじみで
心友の横山瑠梨っていうの!」
「俺、瀬川涼太。よろしくなっ!」
「よっ、よろしく...」
なんだか、ドキドキしてきた。
なんだろう、この気持ち...
瀬川君の笑顔を見た瞬間、ドキッと胸が高鳴った。
しかし、この気持ちを知るのはまだ先の事だった。
