数日後。
あたしは幸いにも軽傷で済んで退院ができた。
両親のお葬式なんて出ると思わなかった
棺の中にいる二人は眠ってるかのように綺麗で、今にも声をかけたら起きそうなくらいだった。
これからどうしようか考えなきゃ
あたし一人の力では生きていけない。
空を助けるためにはお金が必要。
どうしたらいいんだろう。
そんなあたしの前に、あの人が現れた。
「葵」
「おばさん…」
「お母さんとお父さんのこと、残念だったね…空君もまだ、目を覚まさないんだろ…?」
優しく声をかけてくれて、大変だったね。あんたらが無事で居てくれてただけ良かったって。抱きしめてくれた。
あたしは今まで抑えてた感情が溢れて、しばらくおばさんの胸で泣いていた。
