「キレ~!だれの?」

あおいが時計を掴もうとすると、俺は無意識の内に、あおいの手を払っていた。

『パシ!』

「えっ」

「あ!ごめん!」

「う、うん...?」

あおいが不思議そうに見つめてくる。

「かえるか」

「そうだね」