お昼休みになった。
私の隣に琴葉ちゃんがやってきた。
「ねえねえ、恋雪ちゃんって、彼氏とかいるの?」
え⁈
「あ!それ俺も気になる」
と、遥斗。
「い、いやぁ〜……ははははは〜」
私は笑って誤魔化そうとした。
「恋雪ちゃん、可愛いから居そう‼︎」
と、目を輝かせている琴葉ちゃん。
「いや、それがいない歴年齢でして…」
言って、恥ずかしくなったから下を向いた。
「え!恋雪彼氏居ないの⁈」
大きい声で、遥斗くんが言った。
「ちょっと!恥ずかしいから大きい声
で言うのやめてよ…っ!」
私が言うと、「悪い悪い」と、クスクス笑って言った。