彼は、中学生時代の同級生。
私が … 密かに想いを寄せていた人でもある。
どうしよう。こんなところで
しかも、こんな状況で再開してしまった。
彼は、高校生になると同時に
親の仕事の都合で、遠いところに
行ってしまった。
気持ちを伝えることもせずに
私の恋は行方を失ってしまったのだ。
諦めざるを得なくて、ようやく
諦められたと思ったのに…。
「よっ!元気にしてたか?」
廉くんが言った。
「う、うん。」
廉くんの顔を見たとき、映った。
遥斗がこっちに向かってくる。
そりゃあ、そうか。自分の知らない男と
喋っているんだもの。

