慶介はそう言い、メガネをかけて少女の居場所をイメージしながら、目を閉じた。

ふたたび目を開けると頭の中にイメージが流れて来た。

「小さいアパート、303号室、6畳部屋、正面にコンビニ…、マンションの名前は…グリーンハウス…。少女は生きている!!」


母親はきょとんとしていたが、慶介はそのまま続ける。

「今言った場所に女の子はいるはずです。警察の方と一緒に行ってください!!」


母親は少し動揺したが、すぐに警察の方を呼び、そこのアパートへ行くことにした。